Allgood-Life!! バカンスはモザンビークにて。

コミュニティ開発隊員として2018年1月から2年間、モザンビークのリバウエという田舎町に行ってます。おいでよリバウエ

帰国までのカウントダウンアプリ欲しいけど容量なくてインストールできない

ども小倉です。近頃ツイッター上ではおぐたつと名乗ったりもしています。プロサバンナのこと書いたらプチ炎上を経験しまして、インフルエンサーって怖いなぁアワアワて感じ。

 

さて、冒頭にあるように(ない)、帰国まで残り100を切ったみたいです。今ググってみたらあと98日らしい。98日かー。長いような短いような感じですが、実は帰国前に首都で色々と報告とか発表とかしなきゃいけなくて、最後に総会もやらなきゃならんしさらに年末年始は配属先も仕事しないしで活動する機関は多分80日くらいしかない。うーん、そう考えると結構少ないね。残り80日で何ができるか。

 

よく「協力隊の最後の半年は活動の総仕上げ!最終纏めに向けて今までの活動を締めくくろう!」的なことを聞くんですが、俺今さら新しいこと始めてるなぁ。。。まぁ活動の形は人それぞれということで、最近はというと、畑を回る頻度を少なくして農業学校に行って授業聞いてみたり、メルカド(市場)のモザン人捕まえて石鹸づくり体験をしてみたり、紫キャベツを使ってPHの実験してみたりと、コミュニティ開発なんだかただ単に遊びに来てるんだかよくわからないことをして毎日を過ごしています。一応自分なりに狙い(目標)みたいなものはあるんだけど、果たしてそれがモザン人に確りと伝わっているか、、、伝わってるかじゃないね。伝えなければなりませんね。

 

ずっと頼んでるネリカ米のミーティングも出来てないし、定期的にやるよう声を上げようと思った月例会議の提案も出来てないし、、、選挙だから多少仕方ないかもしれないけど、この辺の取り組みは絶対にやって任地を去りたいと思う。選挙が終わるまであと1週間だ。あと1週間で最後のロケットスタートだ。

 

全然話変わるんだけど、7月に受けていたポルトガル語試験の結果が出ました。一応受かった。結果が出るって言ってた日に出なくて、5日くらい遅れてた(なんでやねんポルトガルお前先進国だろ)んだけど、まぁ受かったので一安心ですわ。そんで今日テスト結果の詳細も届きました。テストを受けた後に想定していた点数に結構近かったから、まぁこんなもんかと思う一方、やっぱリスニングがガチ難しい。これだけは合格圏内の点数が取れなかった(それ以外のパートで挽回していたので合否的には大丈夫だったけど)。そんで矢継ぎ早に11月の試験を申し込みました。DIPLEと呼ばれる中級試験。ヨーロッパの言語レベルで言うとB2ってやつ。英語で言うとTOEIC790点くらいのレベル。今までモザンビーク隊員で任期中にこのDIPLEに合格した隊員はおらず、合格すれば前人未到、唯一無二の存在になれる。「はっきり言って自信なし」by愛知の星)だけど、こっから追い込んで何とかしよう。そう俺にはブログを書いている暇なんてない、勉強しなければ。。。

 

ちなみに、この試験が合格でも不合格でも、帰国後にもポルトガル試験を受けようと思ってるんですわ。3月から2か月ほどブラジルとポルトガルを旅行して、そのままポルトガルで試験を受けるつもり。そのままちょこっと旅行して帰国して就活。暑いけど。78月の就活たぶん死ぬほど暑いけど、がんばろ。

 

PS

別に追伸てほどでもないんだけど、最近活動している農業学校で日本で勉強したことのあるモザン人に出会った。彼は35歳だけど結婚もしておらず子供もおらず、勉強していろんな経験を積みたいって言ってた。彼と一緒に活動していて、こちら側のやりたいことを完全に理解してくれて更に俺のことを引っ張ってくれている気がする。頭が下がる。2年間ほどここで経験を積んで、また日本で勉強したいって言ってた。多分彼はアプライするプログラムに受かって日本に来れるだろう。その時俺はどんな人間になっているだろうか。少しでも彼に恥じない人生を歩みたいと思った。

いい悪いではないが、おそらく99%のモザン人が20とか25とかまでに結婚したり子供を作ったりするだろう。彼みたいな人はこの2年弱で初めて会った。自分がいる環境に流されずに、ひたすらに歩み続けることの困難さ。確りと前を向く強さ。

 

あー、教わること多いなぁ協力隊

 

ぐうの音

これからは確り書こうと思った2月から早7か月、、、最長のブログ不更新歴を作ってしまった。。。ども小倉です。

 

これまでの半年を振り返るのはめちゃムズイんでそれは今度やろうかなと思うんだけど、今日ちょっと思ったことがあったのでそれを書こうと思う。

 

内容自体は大したものではない。着任してすぐの時も思ったことだと思うし、1年くらい経った時にも感じたことだと思うから、目新しいものは何もない。

ただ、残り3か月(帰国自体は4か月だが、任地にいるのは3か月程度だろう)の隊員生活を考えたときに、なんか「うわぁっ」て改めて思ってしまった。後任に上手く繋げられるようにがんばろ。

 

ことの発端は一番仲がいい同僚(若いし頭もいい、家柄もよく金も人脈もある、いわゆる持ってるやつ)に「エタノール」てどこで売ってる?って聞いたことだった。

「薬局なら売ってんじゃない?」って一言でやっぱそこだよなーと思いつつも、「なんでエタノールなんか欲しいんだ?何に使うんだ?」って話に。

 

 

 

今任地の農業学校で何か活動できないかなと思って授業見学させてもらってんだけど、授業を見てて一つ疑問に思ったことがあんのね。それがPHの概念について。この作物に理想のPHX~Yです、みたいな授業とかはしててそういう知識はあるんやな、と思ったんだけど、PHが変化するものっていう概念がないんじゃないかと思ったわけよ。ていうのは、ここで土壌改良のために石灰を入れてたりとか、草木灰を入れてたりする人を見たことがなかったから。

 

勝手な思い込みかもしれんけど、ある植物に理想のPH値があって、しかし土壌がそれに適したPH値でなかった場合、何らかの方法で理想値に近づける方法とかを教えるべきだろうなと思って授業聞いてたのね。でもそしたらそんな話はなくて、「はいジャガイモの理想PHXXXですね、んでトウモロコシのはYYYです」的な感じで授業が進行していってて、生徒たちがそれに対して特に質問することもなかったから、すごく不思議だった。

 

んで授業後に生徒たちに「例えばトマトを育てたいとして、その土壌が理想のPHに入ってなかったらどうする?」て聞いてみたら「PHは変わらないから、土地を変える」との返事だった。日本だと酸性土壌を改良するために石灰とか草木灰を入れるんだ、って話をすると、目を丸くしてた。

 

多分、このモザンビークの様々な教育現場で問題になってることだと思うんだけど、知識が全部理論的・絶対的でしかない。Aは常にAである。Bにもなるかも、みたいなのは許されない。それって、例えば数学なら作図や証明、理科なら各種実験がないから起こるものなのかなと考えたりした。

 

 

そんで、PHが変わるもの、という概念がないんだったら多分実験したら一発だよなーと思ったわけよ。それでPHについての実験(リトマス試験紙とかBTB溶液を使うやつ)みたいなのができないかなと考えていて、でもBTB溶液もリトマス試験紙もないから自作するしかないなと思い、なんか自作できそうなPH測定できるものないかなーと思ったところ、紫キャベツやナスの色素をエタノールで抽出したらBTB溶液的な感じで使えるってのを発見したから、これで行けるわと思ってエタノールがどこで買えるか同僚に聞くことになった、て感じ。

(今調べなおしたら、別にエタノール使わなくても作れることが分かったけど。。。まぁいいか。)

 

前置きが長くなったw んで、そんな話を同僚としてて、「酸性土壌だと作物が育たないのを知っているか?アルカリ性なら育つんだ」て感じになり、「強酸性も強アルカリもだめだよ、弱酸性~中性が理想」みたいな話をしてたんだけど、そういえばこいつは酸性土壌を改良する方法を知っているのかと思い聞いてみたら、「石灰を入れるんだ」って言ってて、「石灰を入れたらめちゃくちゃ収量上がるんだぜ。化学肥料よりも安いしコスパめちゃいい!化学肥料よりも石灰の方がいいんだ!!」とまで言うもんだからそこは言い過ぎじゃんとは思いつつも、こいつはやっぱり農業に関する知識が幅広いなと感心した。

 

現状に対してどうやったら変化が加えられるか、どのようにやるのが効率的か、あんまり考えられる人いないからね。それ以外の人が単純に情報収集してないのかもしれないけど、やっぱり知識がない人が大多数を占める中で知識を持っている人は強いと思った。

 

んで、それから会話はこう続いた。

 

俺「田舎の農家はそんなこと知らないんだよね。あと金もないし」

同僚「確かにあいつらは知識は少ないけど、金がないってことはないよ。肥料買える奴もいるしでかい農家は金あるしな」

俺「まぁ金持ってるやつはいるよな。でもそいつらも石灰使ってるのは見たことないよ」

同僚「知識ないからな」

俺「教えてないの?あの大農家はお前と仲いいだろ?」

同僚「普及員は夫々担当地域が決まってるから」

俺「普及員たちは石灰の有用性知ってるよな?」

同僚「いや多分知らない」

俺「え知らないの?農業学校で勉強しないの?」

同僚「しないな。あそこは大したこと教えてくれない。俺もこういう知識は自分で勉強して身に着けたもんだから」

俺「そうなのか、でもそんならあいつらにも教えて農家にも広めてもらうのが良くない?」

同僚「それはそうだけど俺たちが頑張ってあいつらに教えてやる必要はない」

俺「なんで?」

同僚「何かを教える人が態々生徒を呼んで教えるべきか、何かを教わりたい人が先生に対して教えを乞うべきか、どっちが正しいと思う?」

俺「まぁそりゃ後者の方が理想だけど」

同僚「だろ。興味があったら人は聞きに来るのさ。お前がやったボカシにしてもそうさ。職場から近いんだから行けばいいだけの話。でもあいつらは聞きに来ない。興味がないんだ。普通の仕事もしないしな。お前あの新人からどっか連れてってくれって言われたか?お前が来たばっかのころはどうだった?一緒に行動するようにがんばってたろ?でもあいつらはそうじゃないんだ。そもそも仕事に(農業に)興味ないのさ」

俺「でも知識の共有の場もないってのもあるぜ。うちの職場会議ぜんぜんないから」

同僚「それは上の連中がやってないだけ。どっちにしても俺らの問題じゃないし俺らが頑張ることではないだろ」

「ぐう」

 

こんな感じで、できる同僚はその他の同僚に愛想を尽かしている感じが伝わってきた。自分の担当領域と、自分の畑が成功してれば他の奴らの仕事は関係ないな的な。自分にとってこの同僚は、最初から仲良かった一番の同僚であり、知識も経験も人脈も節度も金も持ってるすげーやつだからとても頑張ってほしいし、その能力も持ってると思うんだけど、その分、他同僚のやる気というか仕事に対する姿勢みたいなものに失望している感じもあり、なんかすごくやるせなくなった。

 

このSDAEは職場内のコラボレーションに問題がある。なんとかそれを打開して最後ここを去りたい。あと3か月しかいない人間のエゴだけど。どうにかしてぇなぁ。

 

そんなことを思いつつ、帰国後の旅行やら留学のプラン立ててますなう。

Pinturas rupestres no distrito de Ribaue, provincia de Nampula, Moçambiue

Para touristas que amem um mistério de natureza e queiram divertir com algo não descoberto.

 

Obrigado por visitar minha página. Eu sou um membro de voluntário japonês que trabalhando em Moçambique, o país que fica na africa oriental. Nesta página quero te mostrar coisa interessante, mistério e histórico. Sabes o que? É a pintura rupestre.

 

f:id:og2015:20190614034700j:plain

pintura rupestre em Muze

 

Ribaue é a cidade pequena que fica na provincia de Nampula, e tem bom aceso(leva 2 horas de carro) da cidade de Nampula(capital de provincia e 3ª cidade de Moçambique. Também é conhecido que Ribaue tem grande potencialidade de agricultura por causa de clima fresca/agradável e sistema irrigação de montanha orientada. Alem destas vantagens, a vila de Ribaue é bom organizado e está a desenvolver rapidamente incrível. O que quero dizer é, Ribaue é bom sítio para conhecer e visitar.

 

Dentro do distrito de Ribaue, há 3 pinturas rupestres. Uma fica na localidade de Chica, outra fica na localidade de Matharia e última fica na comunidade de Muze. Eu acho que vocês vão gostar das pinturas de Chica e Matharia, mas quero recomendar vocês para visitar Muze, profundamente. Porque eu já visitei 3 lugares para ver essas pinturas, e descobri que a pintura de Muze é a mais impressiva do que outras.

 

Muze fica em oeste do distrito e leva 1.5 horas de vila de Ribaue de carro. Para ver a pintura rupestre leva mais 1 hora para subir montanha. É boa ginástica subir montanha então melhor treinar um pouco, antes de planejar esta viagem. Quando chagar Muze, precisam de cumprimentar a líder da comunidade pois esta montanha que tem pintura é sagrada e devem comportar-se em boas maneiras para suas culturas.

Mais uma informação sobre a pintura. Infelizmente ninguém sabe quem fez, quando fez e porque fez. Tomara que tenha algumas informações, entretanto acho que este link perdido nos faz imaginar muita coisa. Então simplesmente esqueça isso e divirta-se com mistério.

 


cave painting in mozambique(1/4)

 


cave painting in mozambique(2/4)

 


cave painting in mozambique(3/4)

 


cave painting in mozambique(4/4)

 

Se quiser saber sobre pintura, pode escrever um comentário nesta página.

Obrigado sua atençao

Cave paintings in Ribaue district, Nampula province, the Republic of Mozambique

For tourists that love mysteries of nature and want to explore something left undiscovered

 

Thanks for visiting my page. I am a member of Japanese volunteer (like Peace Corps) working in Mozambique which is in eastern Africa. In this page I would like you to know something very interesting, mysterious and historical. Guess what? It is the cave painting!

 

f:id:og2015:20190614034700j:plain

cave painting in Muze

 

 

Ribaue is a small village located in Nampula province and has a good access (approx. 2 hours by car) from Nampula city(the provincial capital and 3rd largest city in Mozambique). Also, it is said that Ribaue has full potential of agriculture due to its comfortable/cooler climate and mountain-oriented irrigation system. In addition to these advantages, Ribaue village (center of Ribaue district) is well designed and is developing at very fast rate. What I want to say is, Ribaue is a good place to visit.

 

In Ribaue, there are 3 cave paintings. First is located in “Chica”, next is located in “Matharia” and the last one is located in “Muze”. I think that you will like the paintings in Chica and Matharia, but I strongly recommend you visit to the cave in Muze. Based on my experience of visiting and seeing all the 3 paintings, the one in Muze was so much impressive than the others.

 

Muze is west side of the district and it takes 1.5 hour from Ribaue village by car. In order to reach the cave painting, you need another 1 hour to climb a steep mountain. This climbing is very good exercise, so I think its better to train and shape up a little bit before you come. Just a little bit. When you arrive at Muze, it is required to greet to a community leader. The mountain which has the painting is sacred so that you should be respectful/polite for them and their culture and traditional.

There is one more information about the cave painting. Unfortunately, nobody knows who did create the painting, when did and why did... I wish we had some information about it, but maybe this missing link makes us imagine many things instead. So let’s forget it and enjoy yourself with the mystery paintings.

 


cave painting in mozambique(1/4)

 


cave painting in mozambique(2/4)


cave painting in mozambique(3/4)


cave painting in mozambique(4/4)

 

 

If you like to know more, please write a comment on this page.

Thanks for your attention.

祝! リバウエ 壁画 ツアー 始まる?

ブログ書くの久々すぎて書き出しがとても悩む。。。

 

ども、小倉です。

ちょっとブログ書くのが億劫になってたんですが、一つ自分の中でやりたかったことできて(てかちょうどやってる)いいタイミングだなと思ったので、久々に執筆活動開始してます。

やりたかったことってのは、リバウエ(任地)にある壁画をツアー化(と言えるレベルではないが…)することです。なんだかよくわかんねーよという人もいるかもしれないので、簡単に自己紹介してから説明していきます。

 

自分は青年海外協力隊としてモザンビークのリバウエという田舎町に派遣されています。職種はコミュニティ開発というもので、まぁ簡単に言うと「仕事に制限ないからできることやってそこの人の役に立ってください」ってもんでしょうか。コミュニティ開発が派遣されるところはだいたい田舎なので産業があまり発達していないので、地元住民の生活向上のためにその村独自の加工品を作って売りだしたり、農業を一緒にやったりして活動しています。自分も御多分に漏れず、基本的には農家と一緒に活動してます。ぼかしと言われる有機肥料作ったり日本が品種改良したコメ作ったり、1年半近く経ってまぁ何となく活動やってる感出てきました、漸くですが。

 

んでこのブログを見ている人でモザンビークに来たことある人は多くないと思いますが、モザンビークに来たことある人、ましてやくそ田舎町のリバウエなんてところに興味がある人はほとんどいないと思います。

まぁそれもそのはずで、ここリバウエは首都から2000キロ以上離れたところにある(陸路で来ようとすると首都からまるっと2日かかる)し、モザンビーク唯一の世界遺産であるモザンビーク島(海がきれいで歴史と美味しいレストランがある)が州都の反対側にあるんですね。なんでだいたいの人が、首都 → ナンプラ州都 東側(海側へ)→ モザンビーク島って観光して帰る。だれもナンプラ州都 西側(山側へ)→ リバウエって来ないんですよね。

 

ただここリバウエにはだれが書いたかよくわからない壁画が3つほどあって、結構好きで何回か行ってるんですが、これがいい観光起爆剤にならないかと思っていたわけです。

でもそれっぽい観光資源があったからといってそう簡単にはいかないですよね。まず、この壁画を見に行くのに交通手段と地域リーダーアポを自分で取り付けなければいけなかったんです。

 

 

f:id:og2015:20190614032843j:plain

この写真マジかっこいい。。。

 

 

・・・わかる。え何言ってんの?って思ってるんだよね。俺もそう思う。なんで観光するのに自分で交通手段準備してしかも行ったことない土地のリーダーに連絡付けてアポ取らなきゃいけないんだって、そう思うよね。どれくらい離れてるかよくわからないところに連れて行ってほしい、そこに行ったことは(自分は)ないけどとか、完全に現地のやつらのカモじゃんwどれだけ過剰請求されたんだろうてなるよね。

 

 

でもそれしか最初方法なかったんすよ。なぜなら観光地化されてないから。たぶん、観光資源として(または歴史的文化遺産として)は認識されていたんだけど、街中から遠くにあるし、お金ないし、今日の食事で頭がいっぱいなのに文化遺産がどうこうとかぬるい話してる場合じゃないしって感じで地元住民にも全然知られてなかったんですわ。そりゃ地元住民さえ知らないものが観光地化されてる訳ないわな。

 

 

ってことでリバウエに3つある壁画をとりあえずそれぞれ見に行くだけでも一苦労。赴任した当初は語学もろくにできないし、壁画がどこにあるかという情報もくそ少ない(わかりやすく言うと、東京都港区のどこかに壁画があります、渋谷区にも壁画があります。くらいのざっくりとした情報しか存在してなくて、あとはそこにいって聞いてみるってしか方法がない)からすげー非効率的だった。しかもこの壁画見に行くのが最優先で活動している訳でもないからどんどん優先度下がってきてた。

 

 

結局、3か所全部見るまでには1年かかった。でも行ってよかったと思う。なんにせよ経験は大事だと思うしよりローカルな部分を見ることもできるしね。

そんでここにある3つの壁画を全部見たので、どこが最も観光資源として良さそうかというのもわかったわけです。「ここに壁画が3つあります。1つしか知らないのでここを勧めます」よりかは「3つ壁画があって全部行ったけど、ここが一番いいよ」では全然受け取る側の感覚違うもんね。壁画の(またはそこにたどり着くまでの冒険の)夫々の特徴なんかもわかったし。

 

で、一番良さそうな壁画が選定できたので、あとは交通手段と地域リーダーとのホットライン開設だーってことで、知り合いが来た時によく勧めていたペンション(ゲストハウスみたいな)のオーナーに話を取り次いで、今度機会がある時には交通手段をお願いしたいことを連絡。そっからあんまり行く機会がなくて(やっぱり金がかかるので)ちょっと二の足踏んでいたんですが、こないだピースコーのボランティア達が壁画行きたいというのでそれのアテンドをする形でオーナーに話をつないで、先々週の日曜日にようやく壁画に行ってきた。

 

この日は①広報用に写真を撮りまくること、②オーナーと地域リーダーの面通しをして今後自分が仲介しなくても壁画を見に来れるようにすること、の2つが目標だった。目標だったって言っても、①はカメラ持っていくだけだし②はモザンビーク人同士で話をしてもらえばいいだけだから全然大変なことないんだけどさ。まぁでもなんかちょっとうれしかったかなー。自分がいなくてもできるようにする、ってのはあまり経験なかったので。まだあれから壁画を見に行く人が現れたって情報は来てないんだけどw

 

あと、この壁画ツアーをPRする目的で簡単なポスターも作ってみた。あと壁画を見るまでの様子をビデオ撮ったからそれもYoutubeで全世界配信しちゃおうと思う。しちゃおうと思うってか、しちゃう。これです。

 

 


cave painting in mozambique(1/4)

 

 


cave painting in mozambique(2/4)

 

 


cave painting in mozambique(3/4)

 

 


cave painting in mozambique(4/4)

 

 

 

 

 

こんな感じで草むら突き進んで岩山登って壁画見る感じになるんですよ。マジで最初はくそきつかったけど3回目でなんとか慣れたw

この動画を見た人、またはFacebookを見た人でコンタクトしてくれる人が出てきたらマジでうれしく思います。なかなか日本ではできない経験なんで!w

壁画、意外と生で見ると感動するから、みんなマジで来てくれ!!

 

 

 

おいでよリバウエー!!!

2019年1月の主な人生について

ども、アフリカのモザンビーク北部、リバウエにて青年海外協力隊やってます、小倉です。

いきなりだけど反省から入ります。2018年後半からは結構いいペースで書き進めていたのに、1か月以上空けてしまった!継続は力なりとは言うものの、やっぱなかなか難しいっすね。反省も込めて、頑張ってフライト中に書いてます。あれ第3号報告書。。。

さて、この1か月半の間何があったかというと、クリスマス、年越し、総会、JICA所長リバウエ訪問(!)、そして同期含めた5人のリバウエ壁画ツアーアテンドなどと、割りと盛りだくさんでした。インスタ・Facebook等つながっている方は(ほぼそれが大半だと思うけど)何度も投稿を見ていると思いますが、サクッと振り返ります。

 

 


クリスマス!

時系列的に一発目に持ってきたけど、なんもしてないw あ、イブのことなんですが任地では珍しい牛肉売ってたので、ステーキにして赤ワインと共に頂きました。日本よりいいクリスマス送っている。なぜ。

クリスマス当日は11月ごろにリバウエにやってきたピースコーと飲んでました。サシ飲み。全部で3人いるんだけどこいつらみんな集まるとネイティブトークで割って入れないんで、一人ずつ飲みたいなと思っていたところ、他の二人は町を離れていたのでちょうどよかった。1対1だったので拙い英語ながらも色々と話を聞くことが出来ました。もう一人まだサシ飲み出来ていないのがいるので、近日中にやろうと思っています。


年越し!


28日から年始にかけて他国同期隊員がモザンビークに来るというので、アテンドの嵐でした。ザンビアからの客を空港で迎え、ビザ取得の手伝い・モザンビーク島までのタクシーの手配。翌日はスワジランドから来る同期を空港で迎え、自分の任地へ招待。ありきたりですがメルカドや中学校を案内し、鳥をさばいて焼き鳥。翌日からモザンビーク島へ行き、サンセットクルーズ、年越しフェスタ(ちらし寿司、ウニ丼、伊勢海老、セミエビ、年越しざるそばなど)、無人島ツアー、桟橋からの飛び込み等々。同じ班だった同期隊員が3人来たけどみんな満足して帰っていったようなので、ホストの役割的にはボチボチだったと思います。この間泊まってたCasa Brancaに感謝。

f:id:og2015:20190201224151j:plain

お世話になったCasa Branca!

f:id:og2015:20190201224249j:plain

素敵サンセット

 

f:id:og2015:20190201224847j:plain

観光名所のフォルタレーザ(要塞)から見た海岸線


 

総会!

首都で総会がありました。前回の総会で分科会が立ち上がったので、それのフォローアップ的な意味合いが結構強かったかな。総会自体は割とサクッと終わりました。あと総代表なりましたのでちょっと頑張ります。バイク委員会では会員のバイク隊員を対象にマプトのオフロードコースを借りて運転実習を行いました。思ったより砂が深くてアップダウンがあり、個人的には任地の道よりムズイw 参加した隊員からの感想も上々だったので、年1くらいでできればいいなぁ。今年も昨年に引き続き、バイクは副代表です。全然関係ないけど運転実習の後にキャッチボールしたら、足動かない。翌日筋肉痛だった。衰え。

f:id:og2015:20190201225130j:plain

バイク委員と某バイク狂


JICA所長リバウエ訪問

総会が終わってすぐ、JICA所長がリバウエ来ました。「普段の活動を見せてくれたらいいので(ニコリ)」とか言ってたけど活動できてない芸人としてはそれが一番怖い。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。取り繕うために結構準備したけど、フライトが遅れて予定がぐちゃぐちゃにw 短時間だったけど何とか案内したいところを案内できたので、とりあえずOKにしときます。

f:id:og2015:20190201224912j:plain

農家と所長とわたし


リバウエ壁画ツアー

マプトから4人、ナンプラから1人、任地リバウエの壁画を見に来てくれました!個人的にこれは半端じゃなくすごいことなんです。
リバウエの地理的条件をナンプラ州レベルで説明すると、州都のナンプラが地理的にも州の中心にあり、リバウエは州都から西に(内陸に)130Kmのところにあります。そんで、ナンプラ州が誇るモザン唯一の世界遺産であるモザンビーク島が、反対に州都から東に200Kmくらいのところにあります。なにが言いたいかっていうと、これまでリバウエに人なんか来なかったんですね。みんなナンプラ来たらモザンビーク島行くから。そりゃそうなんですよ。世界遺産だしごはん美味しいし海きれいだし、当たり前。俺も観光するならいいとこ行きたいし有名なとこ行きたいしなんも責められない。なんなら自分も結構な頻度で行ってたくらいw 自分もリバウエに誰かを呼びたいけど、ここに於いては自分が最初の協力隊で情報もあんまりないし、世界遺産には勝てないなぁとちょっと指くわえてたんですね。
そしたら先輩隊員が発見してくれました。壁画という起爆剤を。たぶんこれなかったら自分の任期中にここ来る人なんかいなかったんじゃないかと思っている。そんなところに一度に5人もの隊員が来てくれた。半端じゃないですよね。
俺は任地で迎えて任地でサヨナラしてしまったんですが、空港まで見送ったナンプラ隊員によるとマプト隊員はとても喜んでいた(リアルガチなレベルで)というので、本当にうれしかったです。これは今後、ちゃんと活動にも入れていきたいと思っています。なんでも活動になり得るコミュ開隊員の強みですね。

f:id:og2015:20190201225355p:plain

誇るべきリバウエの壁画(他にあと2つある)

f:id:og2015:20190201225552p:plain

みんなで乾杯!

今後の予定!

ざっと大きなイベントを振り返りましたが、今後のイベントで行くと①中間報告、②ネリカ米研修@ウガンダ でしょうかね。多分次回のブログになると思います。ネリカ米研修は定員が決まっているから駄目だろうな―と思っていたところ参加が決まったのでかなりうれしかった。モザンビークからは任国外旅行でも行けない国なので、まさに役得ですね。

 

1年経ってもある生活面のびっくり

生活面でいうと一番大きなニュースは、家の電線切られたことですかね。文字通りバツンと物理的に2度も。停電かぁ、と思ったときに外を見たら明かりがついてるのはマジでびっくりした。同期に「電線切られるとかどこの世紀末だよw」と言われましたが、ここモザンビークでした。今日まですったもんだしてましたが、無事に復旧できました。とりあえず長期不在前に完了できてよかった。

 

活動について・・・?

これまで活動以外のことをメインで書いてきました。活動の方は、ザクっというと上がったり下がったりです。頑張ってペダルをこいでいる気もするし、前進してないのはサボっているだけな気もする。失敗もあるし、失敗すらしていないのもある。そしてそれが成功というわけでもない。ただ、去年活動を始めたばかりの時期に見た同僚の仕事の風景を、以前とは異なる視点で見れているのは、成長なり変化なのかなぁと。
農業って難しいんだなぁ、日本の農業ってホントすごいんだなぁと、月並みながらに思います。

 

まとめ的な

さて、年が明けたと思ったら、もう1月が終わりです。早すぎ。活動でスタートダッシュするって言ってたけど、ぶっちゃけあんまできてねーなw 今年はもう指折り数えていつ日本に帰るかを気にしなきゃいけないですね。今年以上にチャレンジングな年は多分これまでなかったと思うので、後悔が残らないように。そして願わくば来年以降も今まで以上にチャレンジングな年が毎年続くように。

ようやくドミにつきました。ってか寝静まってて怖い。思えば誰かの笑い声が聞こえないドミに帰るって初めてのことじゃないか。北部隊員だから基本マプトに上がるのは何らかの大きな行事だったり、同期と一緒だからあんま寂しさ感じずにいたけど、ドミに一人(実際には新隊員来てるけどもうみんな寝てた。11時前やで早くない?っていっても入国して数日はそんな感じだったかなー)ってくそ寂しいんだな。しかもなんか寝られなくて終わりにしようとしたブログを無駄に伸ばす始末w

 

下書き終わったから写真付けてあげよう。

 

では!

Mpaka melo! 

箱根路の華、協力隊の華

ども、モザンビーク北部のリバウエにて青年海外協力隊としてボランティア活動をしています、小倉です。

 

昨日Facebook見てたら衝撃的な動画と文章を目にしました。「2018年3次隊の派遣前訓練が終了~」。もうそんな時期か。自分たちの訓練が終わったのは12月13日だったので1日違うけど、もう訓練終了から1年なんすね。来年になれば訓練終わった3次隊が派遣されてきてマジで「隊員の中でも古株な方」に仲間入りです。

 

それと同時に帰国までのカウントダウンが始まるのかーという感じ。これまでは階段を上っていたけど降りてくる感じ、箱根駅伝でいうと往路終わって復路に入る感じ。個人的に箱根駅伝はなんか往路が華みたいに思っていますが(大学駅伝の方々すいません)協力隊の活動は復路が華だと思っています(勝手)。1年目なんてただの肩慣らし、暖気運転、ウォームアップみたいなもん。だって生活するのに精一杯なんだから。慣れない国と文化に四苦八苦してる中で活動なんか無理でしょ!っていうのが勝手な見解です笑。

 

しかぁーし!そんなこっちのいいように勝手に解釈できるのもあと1か月だけ。上記のように「古株」になり後輩隊員から頼られたり相談されたりすることも増えるでしょう。自分のことよりも周りのことに気を使わなければならないことも増えるかもしれない。要するに確りせなあかんなと。そんで、仮に活動が全くなんも上手くいっていないとしても、なんでアフリカ来たのか?って問いに明確な答えを出すようにしていかんと。

 

個人的にはいくつか目的があって

「日本とはかけ離れたものを体験する」

「せっかく2年間あるから語学とかいろいろ学ぶ」

この2つがメイン。だけどこれまでは環境になれる→体調を崩さないようにする=冒険しないというのが自分の中で大きな価値観だった。最初はいい。事実、慣れることは本当にとても大事で、健康はすべての源であるから。でもこのまま攻めなかったら、「日本とはかけ離れたもの」に触れずに帰りそうな気がする。

 

なので、来年は冒険します。手元にある健康をないがしろにしても新たな体験を求めていきたいと思う。多分そうじゃないと、後悔する。

 

あと、語学。勉強。

「あと1年しかない」って感覚を常に持ち続けて、無駄な時間を過ごさないようにしたい。やると決めたものをやり切る実行力をつけなきゃならない。難しくはない。淡々とやることをやればいいだけである。

 

もうすぐクリスマス。全くクリスマスの感じは出てないけど、それでもクリスマスはやってくる。そうしたらすぐに年が変わって新年だ。基本的にスロースターターな自分であるが、来年こそはスタートダッシュを意識したい。そのために今から助走しておく。焦らなくていい時代は終わった。こっからは焦って動いて結果を積み上げていく。

 

本日は以上です。