Allgood-Life!! バカンスはモザンビークにて。

コミュニティ開発隊員として2018年1月から2年間、モザンビークのリバウエという田舎町に行ってます。おいでよリバウエ

祝! リバウエ 壁画 ツアー 始まる?

ブログ書くの久々すぎて書き出しがとても悩む。。。

 

ども、小倉です。

ちょっとブログ書くのが億劫になってたんですが、一つ自分の中でやりたかったことできて(てかちょうどやってる)いいタイミングだなと思ったので、久々に執筆活動開始してます。

やりたかったことってのは、リバウエ(任地)にある壁画をツアー化(と言えるレベルではないが…)することです。なんだかよくわかんねーよという人もいるかもしれないので、簡単に自己紹介してから説明していきます。

 

自分は青年海外協力隊としてモザンビークのリバウエという田舎町に派遣されています。職種はコミュニティ開発というもので、まぁ簡単に言うと「仕事に制限ないからできることやってそこの人の役に立ってください」ってもんでしょうか。コミュニティ開発が派遣されるところはだいたい田舎なので産業があまり発達していないので、地元住民の生活向上のためにその村独自の加工品を作って売りだしたり、農業を一緒にやったりして活動しています。自分も御多分に漏れず、基本的には農家と一緒に活動してます。ぼかしと言われる有機肥料作ったり日本が品種改良したコメ作ったり、1年半近く経ってまぁ何となく活動やってる感出てきました、漸くですが。

 

んでこのブログを見ている人でモザンビークに来たことある人は多くないと思いますが、モザンビークに来たことある人、ましてやくそ田舎町のリバウエなんてところに興味がある人はほとんどいないと思います。

まぁそれもそのはずで、ここリバウエは首都から2000キロ以上離れたところにある(陸路で来ようとすると首都からまるっと2日かかる)し、モザンビーク唯一の世界遺産であるモザンビーク島(海がきれいで歴史と美味しいレストランがある)が州都の反対側にあるんですね。なんでだいたいの人が、首都 → ナンプラ州都 東側(海側へ)→ モザンビーク島って観光して帰る。だれもナンプラ州都 西側(山側へ)→ リバウエって来ないんですよね。

 

ただここリバウエにはだれが書いたかよくわからない壁画が3つほどあって、結構好きで何回か行ってるんですが、これがいい観光起爆剤にならないかと思っていたわけです。

でもそれっぽい観光資源があったからといってそう簡単にはいかないですよね。まず、この壁画を見に行くのに交通手段と地域リーダーアポを自分で取り付けなければいけなかったんです。

 

 

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この写真マジかっこいい。。。

 

 

・・・わかる。え何言ってんの?って思ってるんだよね。俺もそう思う。なんで観光するのに自分で交通手段準備してしかも行ったことない土地のリーダーに連絡付けてアポ取らなきゃいけないんだって、そう思うよね。どれくらい離れてるかよくわからないところに連れて行ってほしい、そこに行ったことは(自分は)ないけどとか、完全に現地のやつらのカモじゃんwどれだけ過剰請求されたんだろうてなるよね。

 

 

でもそれしか最初方法なかったんすよ。なぜなら観光地化されてないから。たぶん、観光資源として(または歴史的文化遺産として)は認識されていたんだけど、街中から遠くにあるし、お金ないし、今日の食事で頭がいっぱいなのに文化遺産がどうこうとかぬるい話してる場合じゃないしって感じで地元住民にも全然知られてなかったんですわ。そりゃ地元住民さえ知らないものが観光地化されてる訳ないわな。

 

 

ってことでリバウエに3つある壁画をとりあえずそれぞれ見に行くだけでも一苦労。赴任した当初は語学もろくにできないし、壁画がどこにあるかという情報もくそ少ない(わかりやすく言うと、東京都港区のどこかに壁画があります、渋谷区にも壁画があります。くらいのざっくりとした情報しか存在してなくて、あとはそこにいって聞いてみるってしか方法がない)からすげー非効率的だった。しかもこの壁画見に行くのが最優先で活動している訳でもないからどんどん優先度下がってきてた。

 

 

結局、3か所全部見るまでには1年かかった。でも行ってよかったと思う。なんにせよ経験は大事だと思うしよりローカルな部分を見ることもできるしね。

そんでここにある3つの壁画を全部見たので、どこが最も観光資源として良さそうかというのもわかったわけです。「ここに壁画が3つあります。1つしか知らないのでここを勧めます」よりかは「3つ壁画があって全部行ったけど、ここが一番いいよ」では全然受け取る側の感覚違うもんね。壁画の(またはそこにたどり着くまでの冒険の)夫々の特徴なんかもわかったし。

 

で、一番良さそうな壁画が選定できたので、あとは交通手段と地域リーダーとのホットライン開設だーってことで、知り合いが来た時によく勧めていたペンション(ゲストハウスみたいな)のオーナーに話を取り次いで、今度機会がある時には交通手段をお願いしたいことを連絡。そっからあんまり行く機会がなくて(やっぱり金がかかるので)ちょっと二の足踏んでいたんですが、こないだピースコーのボランティア達が壁画行きたいというのでそれのアテンドをする形でオーナーに話をつないで、先々週の日曜日にようやく壁画に行ってきた。

 

この日は①広報用に写真を撮りまくること、②オーナーと地域リーダーの面通しをして今後自分が仲介しなくても壁画を見に来れるようにすること、の2つが目標だった。目標だったって言っても、①はカメラ持っていくだけだし②はモザンビーク人同士で話をしてもらえばいいだけだから全然大変なことないんだけどさ。まぁでもなんかちょっとうれしかったかなー。自分がいなくてもできるようにする、ってのはあまり経験なかったので。まだあれから壁画を見に行く人が現れたって情報は来てないんだけどw

 

あと、この壁画ツアーをPRする目的で簡単なポスターも作ってみた。あと壁画を見るまでの様子をビデオ撮ったからそれもYoutubeで全世界配信しちゃおうと思う。しちゃおうと思うってか、しちゃう。これです。

 

 


cave painting in mozambique(1/4)

 

 


cave painting in mozambique(2/4)

 

 


cave painting in mozambique(3/4)

 

 


cave painting in mozambique(4/4)

 

 

 

 

 

こんな感じで草むら突き進んで岩山登って壁画見る感じになるんですよ。マジで最初はくそきつかったけど3回目でなんとか慣れたw

この動画を見た人、またはFacebookを見た人でコンタクトしてくれる人が出てきたらマジでうれしく思います。なかなか日本ではできない経験なんで!w

壁画、意外と生で見ると感動するから、みんなマジで来てくれ!!

 

 

 

おいでよリバウエー!!!