Allgood-Life!! バカンスはモザンビークにて。

コミュニティ開発隊員として2018年1月から2年間、モザンビークのリバウエという田舎町に行ってます。おいでよリバウエ

総会・イニャンバネ旅行と現地語習得の幕開(マクワ)け

ども、小倉です。

ちょっと久々のブログ執筆です。1か月くらい空いたな。今日は題名の通り、総会とイニャンバネ旅行(で感じたこと)について書きたいと思います。

 

総会について

モザンビークでは今年から1年に2回、モザンビーク全土に散らばる隊員に対する事務所側の情報共有や隊員間での情報共有その他を目的として、総会をやっています。

首都に上がったのはたったの4か月振りだったんですが、驚くのはその首都っぷり。まごうことなき首都。高いビル。車の多さ。外国人の多さ。お洒落な人の多さ。

NTCにいるときにも、訓練終盤で東京に来た時に半端じゃない都会感を味わいましたが、それに匹敵する、というかそれ以上に味わいました。大学に入学したときに一人暮らし始めたときレベルに緊張した。笑

 

そして、マクワ語(ナンプラ州の現地語)の伝わらなさ!!(モザンビークでは公用語ポルトガル語に加えて、だいたい各州のレベルで現地語が存在します。そんで俺の任地の人はポルトガル語も喋れる人いるけど、みんなマクワの方が好き。マクワ語喋る方が心を開いてくれる。)

ドミトリーの警備員で一人ナンプラ出身の奴がいて、そいつが唯一、マクワ語で喋れる相手でした。任地にいるとマクワ語なんて全然喋れなくて、逆にマクワ語で喋りかけられると構えてしまうし、わからないことがあると「ポル語で言えや!ポル語で言われてもわからん事あるけど」みたいな感じになってしまうんですが、首都に上がってマクワ語が全く聞こえない状況だと、逆に不安になってしまう。人間の適応ってのはなんかすげぇもんだなぁと。まぁ、そいつにも俺は挨拶と自己紹介くらいのマクワ語しか話せないんですが。笑

 

そんな訳で、やっぱり任地と首都は全く違うな、というのが(当たり前ですが)率直な感想でした。いろんなレストランあるし(でもその分金が飛んでいく)。

でも、やっぱり人の付き合い方が都市だなと。田舎ではないなと。それも強く思った。メリットもデメリットも両方ある。田舎にいると先進的で優雅な生活に憧れるし、都市部にいると血みたいに濃い人付き合いに憧れる。そんなもんなのかなと。どこの国でもそれは変わらないのかなと。多分自分以外の人も。

 

(以前の総会を知らないけど)総会はかなり真面目な内容でした。これまでベースにしてきた地域ごとの発表・議題から隊員の活動分野ごとの分科会への変更・キックオフ。ちょうど自分の隊次が到着したときに以前の総会が終わって、新代表たちが準備してきた初の総会。メンバー刷新もさることながら、内容の一新も加わり今回の総会運営は相当に大変だったと思う。どんなことをしたいか、を自分たちで議論して内容を詰めてから、JICA側と交渉。そこで出たコメントに対して再度代表者たちで議論を行い、回答し、JICA側の返答を待って一つ一つを前に進めていく。文章書いていても面倒なことを実務としてクリアしていかなければならなかった訳ですから、本当に大変だったと思う。代表者たちには感謝です。これは結構マジで。

 

自分とその次の隊次(2017-4)はある意味お客さん的な感じで今回の総会に参加してましたが、次回からはホスト側でやらなければならないなぁと、ちょっと気を引き締めていこうと思います。少しずつ。

 

あと全然総会には関係ないけど、次首都に来た時にはホストマザーにも会っていこう。

 

 

イニャンバネ旅行について

総会後にイニャンバネ州に行ってきました。元々はトーフビーチに行きたいだけだったけど、せっかくなので他の隊員の活動を見せてもらいに。

トーフビーチは、半端じゃなかった。どれだけ半端じゃないかというと、

 

これくらい。

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ただのビール瓶がカッコよく見える不思議エリア、トーフ

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めちゃくちゃ旨い寿司

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俺?ボケてていいんです。

 

 

トーフビーチを経て、ジャンガモ・イニャリメ・ザバラへ行きました。

ジャンガモはSDAEの女の子かわいかった。イニャリメではスイス人のいい奴と会いました。またサッカー一緒に見たい!インパラの会社なのにマニカばっか飲んでたなー笑。(アサヒで働いてるのにプレモルばっかのむ的な感じです)ザバラは海と湖が陸地をサンドイッチしている場所で、Paraísoでした。終始「えぇっぇ!?」って言ってた気がする。天気が良くなかったのが無念。リベンジしたい。

 

今回の旅で、「ポテンシャル」という言葉の意味を再確認した気がする。自分の任地(リバウエ)は「農業ポテンシャルが高い地域」と言われている。気温もそこまで高くならないし、全然開発されてないけど地理的に重力を使った灌漑が可能な農場が結構あるし、最近国道・鉄道が整備されて物流面も改善されつつある。これから街が発展する可能性が大いにあるということだ。

でも現在のレベルでいえば、イニャンバネの方が街が発展していた。住んでないとわからない微妙な差かもしれないけど、街の人の服装も少し小ぎれいだった気がする。首都に近いし、綺麗なビーチがあるから外国人観光客も来るから、リバウエよりも(町も人も)金を持っているのは当然と言えば当然。でもなんか、自分の任地の田舎っぽさに一瞬悲しくなった。

でも、少し考えてみればわかる。JOCVとして来て、任地の田舎っぽさに悲しくなるのは自分の存在の否定みたいなもの。だってみんなが小ぎれいな恰好をして綺麗な街に住んでいるとしたら、(分野によるけど)コミュ開なんかいらない。ではないからこそ、だからこそ、JOCVが派遣されている。自分の任地が田舎っぽいことに悲しむのは今の自分の役割を思い起こせば有り得ないこと。(極端な言い方ではあるし、だれかを攻撃するものでは絶対にないけど)そもそも発展しているところにJOCVなんかいらない。

 

多分、これからもこの類の葛藤(というか自問自答)は出てくるんだろうな。でも確りと毎回自分で答えを出せるように、目を見開いていきたい。

 

 

現地語習得について

任地に帰ってこないだから現地語ティーチャーを付けました。これまでは主に同僚・農家たちから単語を教えてもらって、覚えるという感じでしたが、彼はわかりやすく文法を教えてくれます。

 

最高に有難い。

 

実は現地語は自分がこれまで習ってきた言語とは、色々と異なる部分が多い。一つ大きな違いは、活用・変化が「語尾」ではなく「語頭」でやることが結構ある、ということ。多分スワヒリ語とかもそうだと思う。同じバンツー諸語だし。

 

彼には月4回のレッスンをお願いしていますが、もう少し自分で自分の活動がコントロールできるようになったら、増やしてあげるのもいいかもしれない。

 

 

そんな感じで、今回の記事はそろそろ終わりにしようかと思います。

旅行から帰ってからの農業イベントの方も今度書くかもしれない!その前に旅行記になるかもしれないけど。

 

というわけで、見てくれた方、あざっした。