Allgood-Life!! バカンスはモザンビークにて。

コミュニティ開発隊員として2018年1月から2年間、モザンビークのリバウエという田舎町に行ってます。おいでよリバウエ

停電とエセ活動と生存報告(赴任1か月)

なんやかんやと早いもので任地に来てから1か月、モザンビークに来てから3か月が経とうとしています。

退職してからはすでに半年以上が経ち、協力隊を受けることを決意してからはすでに1年半以上が経っていますね。

 

うーん、早い。そして長い。

 

まぁ1回落ちたせいもあるのですが、それでも2回目に受けた時点からは最速で来ているし、1回目で受けたときに希望した隊次からは一つしか遅れていないのに、それでもこんなに時間がかかってしまうのか。国境をまたいだボランティア活動、というか、ある意味では国家事業として行っている外交活動はやっぱそう拙速にはいかないっすね。

 

でもこっちに来た以上はなんかしら爪痕を残していきたいし、スピードは重視したいっす。

 

前置きが長くなりました。

 

1か月間アフリカの片田舎に住んでみていくつか身に染みたので、書いていきます。

 

① 停電にあいました

無電化集落で生活しているアフリカ他国隊員からしたらふざけんなと言われそうですが、自分の任地は電化されています。水道も出ます。ですがどっちも不安定でだいたい毎日停電してたし断水してたんですが、停電はまぁ割と一瞬(数十分程度)だし断水も昼間だけ(といっても朝7時~夕方7時くらいまで出ないときもあった)で、何とか生活する分には大きな支障ではないな、って感じだったんですわ。

 

ですがこないだ長めの停電にあいました。3日間くらい。

初日はすぐに復旧するだろって感じで早めに寝ればいいかなーと思ったんですが、2日目は(後述する活動の都合上)帰りが遅くなってしまったこともあり結局真っ暗の中ランタンの光だけで調理する羽目になりました。どうやら電気を駆動源としないようで一応水道は動いたんですが水流が弱く、そういう時は割と濁った水が出てくるんだけど暗いから確認しようがないし、しかもバツが悪いことに前日に肉、牛乳、野菜、ジュースを買ってしまっていて、これ以上停電してたら確実に悪くなってしまうという恐怖感と、明日になれば回復するんじゃねえかという淡い期待とが入り混じってすげー変な感じ。

 

肉はその日半分使いましたが、結局3日目も帰宅したときにまだ電気が来ていなかったので、泣く泣く埋めることとなりました。

 

結論、

電気ってマジで大事ですわ。

 

これでも昔インフラ業界に属していて、「人々の生活を基盤から支える存在に~」みたいなことを夢見たものの次第にペーパーワーク、デスクワークがつまらないなと感じてしまっていたんですが

 

電気ない生活って本当にきついなと実感しました。

 

最悪の場合、冷蔵庫が使えないことを想定した生活スタイルを構築しておけばそこまで苦痛ではなかったかもしれないけれども、自分はそうしていなかったし、それ以上に

 

暗くなっても明るく過ごせるという安心感がやばい

 

ってか電気見ると安心する。(これはアフリカで一人暮らしっていうシチュエーションもあるかもしれないけど)

 

日本にいたときにも「灯しているのは安心です」的なキャッチコピーを見たことがあって、

「ほーーーん。そんなもんかね。」

って感じでしたが、

 

あなたの電気も灯しているのはモノ(部屋)ではなくココロ(安心)かもしれませんよ。

 

以前は「協力隊行ってきたら以前とは違う分野で働くんだろうなぁ」などと考えていましたが、再度インフラ業界というのもありだなぁと。そんなことを考えました。

 

② エセ活動

この1か月で自分自身が隊員らしいことは全然していないのですが、Instaにはそれっぽい写真を載せ続けてきました。

ざっと総集編。Instaにあげていないのもあり。

A 配属先の郡経済活動事務所の上部組織である、州農業局職員との樹木成長状況視察

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DPA(州農業局)、SDAE(郡経済開発事務所)の職員と農場主

マンゴー、オレンジ、カシューナッツなどの枝木を分配して農家に配っていたものの生育状況を確認するもの。写真ではわからないけど接ぎ木して成長させるみたい。でも中には放置してたら枯れちゃったぜって農家もいた。。。

 

B 南ア資本銀行の支店開所記念式典参加っていうか見ているだけ

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なんか偉そうな人による社員紹介

自分もここで口座開設しているけど、昨年末にできたばかりでめちゃくちゃ綺麗。すでに開所してから3か月が経つけど開所記念式典。そんなもんなんですかね?

 

 

C JETRO下部組織のアジア経済研究所の農場視察帯同

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OP(生産者グループ)による説明を聞く

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Irrigaçao(灌漑)している農場

灌漑(川から水を引いてきて土壁を操作して水を調整するもの)できてるのはすごいと思う。かなりでかい生産者集団。

ちなみに上の写真と下の写真は別の集団です。上のOPはDの栄養改善にも参加している。めっちゃ元気。

 

D 州農業局員による農家向け栄養改善指導参加

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Boloと呼ばれるケーキ(ドーナツみたいな)の準備中

 

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野菜スープかなんかの調理中

一昨日から3日間、この栄養改善指導のために生産者グループのところに行ってて帰りが遅くなり、停電にあい、暗闇で調理をするということになりました。通常15時半で業務完了なところ、事務所帰宅で17時くらいかなー。彼女すげー頑張ってやってました。これから帰るから彼女が帰宅するのは21時くらいかなぁ。まぁ遅くなる理由はいろいろあるんだけど。

 

③ マクワ(現地語)習得

任地リバウエではポルトガル語も使えますが、農家さんの中にはポルトガル語があんまわからない人もいて、上記Dの栄養改善指導でも講師:ポル語、通訳:マクワ って感じでやってます。

自分が住んでいる街(集落っぽいけど)では、だいたいマクワで話しかけられます。挨拶程度なら覚えたけど、むちゃくちゃそれで喋ってくる奴がいる。全くわからない。それを見て楽しんでいるのかもしれないけど、言い返せるように早くなりたいなぁと。

そんなわけで拙いポルトガル語を武器にマクワを習得してます。竹やりで軍艦相手に~ってのと同じですかね。。。翻訳こんにゃくくれ。

 

 

おわりに

とまぁそんな感じでなんとか生きています。

 

ナンプラ州には他の隊員もいるんだけど、自分だけ孤立してます(他の隊員は州都ナンプラかそれより東側。俺だけ州都から西へ相乗りバスで3時間弱)。唯一の救いは世界遺産の島が州内にあること。往復2000円くらいで行けるめちゃくちゃ綺麗な島。但し移動にそれぞれ1日要するし、3か月ルールによりまだ行けず。。。

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イメージ画像

再来週の解禁を待つばかり。

あとは比較的マラウイに近い(といってもバスで1日かかると思う)ので、早く陸路でマラウイに行ってみたい。

 

あとは早くバイクに乗りたい。ただそれだけだ。

 

というわけで、長文失礼しました。ではでは。